入れ歯、ブリッジとの違い

インプラント、ブリッジ、入れ歯の比較

インプラントの利点

インプラントは入れ歯、ブリッジと違い、歯の抜け落ちた部位にチタン製でネジ状の補助器具を埋め込み、 そこに人工歯を被せる方法です。

「埋め込む」と聞くとちょっと怖く感じるかもしれませんが、手術を行うことで顎を安定化し、 活性化を促す効果も期待でき、より自然の歯に近づきます。

また、入れ歯やブリッジの場合は歯を安定させるため、隣り合う歯を一部削るなどして調整しなければならず、 削った部位から歯が弱くなっていく可能性がありますが、インプラントの場合は歯を削ることはしないため、 手術部分以外に影響を与えることはありません。

見た目も、インプラントは自然の歯とほとんど変わらないのに対し、 入れ歯の場合はそのまま歯ぐきに引っ掛ける金具が見えてしまうこともあるほか、 場合によっては周囲の歯との質感の違いなども分かりやすくなってしまうことがあります。

ブリッジの場合、保険適用外のセラミック素材などで作った場合はほとんど見た目は変わりませんが、 保険適用内の場合はプラスチックなどの安価な素材を使用するため、違いがはっきり分かりやすくなりがちです。

衛生面においては、インプラントの場合は自然歯と同じように歯磨きを行うことで清潔を保つことが出来ますが、 入れ歯の場合は入れ歯のみを洗浄する必要があります。ブリッジの場合も通常の歯磨きで問題ありませんが、 歯間に物が詰まりやすく、歯間ブラシなどを利用して念入りに磨く必要があります。

また、耐用年数もインプラントの場合は15年程度と長いですが、入れ歯やブリッジの場合、 歯ぐきの変化などで交換しなければならないこともあり、寿命は5年程度。長くても10年は持たないと言われています。